ぼくが考えた最強のNAS?
しばらくブログを更新しなかったけど、NASには色々ありました。
以前ブログに載せた時の構成。
- CPU:Core i5 3550
- MB:ASUS P8Z68-V PRO/GEN3
- メモリ:DDR3 24GB (4GBx2 8GBx2)
- GPU:オンボード(省電力化成功)
- DVD:IDEケーブル刺せないので現状ただの置物
- LANがすべてintelになって1Gx2に10Gx2になった10Gはx540t2という爆熱カードらしい
- 電源:サイズの安い400w(貰い物)
- PCケース(多分5000円くらいだった安物)
- SSD64GB(東芝の古いやつでリード&ライト共に180MB/s程度の低性能)
- HDD320GB(なんかあった時用にWindow10が入ってます。15年物)
- HDD500GB(2.5インチ)
- HDD500GB(3.5インチ)
- HDD2TB(シーゲートでリードライト共に200MB/s程の今時なHDD)
- HDD2TB(WDのブラック、性能は低い130MB/s程度)
ここから下記のHDDが3台逝きまして。
- HDD320GB
- HDD2TB x2
intelの1G NICも外しました。
追加でAdaptec ASR-8405というRAIDカードを取り付けています。
これは4ポートのSAS/SATA RAIDカードで中古を8000円位で購入しています。
あと、メモリーを32GB(8GBx4)にしました。
んで、TrueNAS COREを入れて運用していたんですが、どうにもファイルコピー中の挙動がいまいち。
キャッシュが効いている間は爆速でキャッシュが切れたなと思うところから一旦停止。
その後、ちょっとしてから書き込むみたいな挙動で。
どうも精神衛生上よろしくなかった。
なので、メモリーを64GBにしたくなってきて。
というのもTrueNASはとりあえずメモリーキャッシュが64GBが標準の上限っぽく、
そこまで載せれば安定してくれるかなと思ったわけで…
ところがです。
DDR3の64GBはZ68チップセットでは対応していないみたい。
4枚挿しなので一枚16GBのメモリーが必要なんだが、
ほぼオークションでは見かけない。
またAMDでは16GBモジュールが動くみたいだが、INTELでは動かないっぽい情報もあり、
試してみるには高い(16GBx4で18000円位)為、どうしようか悩んでいた。
DDR4ならまぁ行けるんだけど、そうなると現在のメインサーバー(i7 6700k)をNASにして、新たにサーバー組むの?
となり、予算の都合的に厳しい。
そんなところでx79チップセットというものを見つけてしまった。
世代的にはintelのcore i シリーズ第二第三世代の一般向けチップセットの最上位。
ソケットもz68のLGA1155と違ってLGA2011。
何より、メモリーを8枚積めるマザーボードが標準ということ。
つまり、今のメモリー+32GBで64GBにできる!
リーズナブル!(CPUは使えないけど)
というわけで物色していたところ、まぁ大体5000円位で出物があったんだけど、何種類かあるのでまた悩んだ。
結論としてはこいつにしました。


ちゃんとメモリーが8スロットあります。
位置づけとしてはASUSのx79チップセットの中でのエントリー向けの最上位?という存在。
理由としては一番まともに動きそうだったから。
まともというのはもう13年位前のマザーなので今普通に動いてもらう事すら怪しい状況。
その上でNAS用なので今後5年は普通に動いてほしい。
この辺は正直値段が高いから長く使えるという保証もない。ガチャだから。
NAS用なのでWIFIとか要らないし、オーバークロック機能も要らない。
ワークステーション向けの方がなんとなく持ちそうじゃないか?というわけで購入。
んでCPUをどうしようか探していたらこいつを発見。

Xeon E5-2650V2
1000円!!!
世代はIvy Bridge
8コア16スレッド。
クロックは高くないけど、正直求めてはいない。
ただNIC 10G化に伴い、4コアでは心もとなくなっていたので、正直ちょうどいい。
消費電力はさすがに旧式だからちょっと高いけどね。
まさかのここで初Xeonを使うことになるとは。
Xeonというモデルは主にサーバー/ワークステーション向けでまぁ簡単に説明すると、
サーバーやワークステーション向けのアプリに最適化されている(そのまんまw)
具体的にはクロックがそこまで高くなく、多スレッド処理で性能を出す感じ。
そうすることで耐久性とワットパフォーマンスを高めているイメージ。
なので一般使用的には向かない。
新品だと高いし、そもそも売ってないし。
オークションにはゴロゴロあるけれども。
普通の人には無用の長物だから安くて助かる。
ちなみにこのマザーはXeonに正式に対応している。
まぁエントリー向けとはいえ、ワークステーション向けですからね。
そしてこの二つが組み合わされることで、ECCメモリーが使えるようになりました!
ECCメモリーというのはメモリーにエラー訂正機能が付いたもの。
これまた一般の人には普通は要らない。
というのも主に宇宙線に対応する程度のものだから。
大体メモリーを4枚挿しして、365日電源入れっぱなしでPCを運用すると。
一年で1ビットくらい宇宙線によりビットが反転してしまうらしい。
そうなるとシステムが不安定になったり、ブルースクリーンで落ちてしまう
それの回避の為のエラー訂正機能。
正直毎日再起動していれば必要ないし、2ビット反転してしまうと修正はできないらしい。
つまりそこまですごい機能じゃない。
要はお守りみたいなものだが、365日起動し続けるシステムであるNASにはもってこいなわけだ。
一般使いでも例えば最近のVtuberの中にはPCをつけっぱなしにしている人なんかもいるらしいので、
そういう人には効果はあるかもしれない。
でも、再起動すらできない状況なんてあるはずないので、
せめて一週間に一度くらいは再起動してほしいものだが...
自分のNASはISCSIを使っていて、サーバーの仮想環境をISCSIにぶち込んでいるので、
自宅にいないときにNASが再起動してしまうと、サーバーのサービスが停止してしまう。(このサイトとか)
なので、ECCメモリーがあった方が安心できる。
ちなみにECCメモリーは2種類あってUnbufferedメモリとRegisteredメモリ。
このマザーはUnbufferedメモリ対応なので普通のメモリーとも一応共存できるらしい。
ただ、ECCメモリーと普通のメモリーを混在するとECC機能はたぶん無効になる。
ECC機能を実装しようとすると、今あるDDR3メモリー使えなくなるじゃん!w
悩んだが他の人に勧められたし、ロマンには勝てなくてECCメモリー8枚買っちゃいました。
(だったら別にx79のマザーじゃなくてもよかったが...12000円と安かったし、新品らしいし。)

ま。。。まぁ今のNASの中身は予備として丸まる使えるし。。。(;^_^A
とそろえていたところで、
HDDの2TBの奴がエラーを吐き出しまして。
フォーマットやファームウェアのアップデートをしては見たんですが。
非常に不安定の為、引退となりました。
その際に、NASのTrueNAS COREをアップデートしたところ、
一日に一回勝手に再起動することになりまして。
本来、NASに今回購入した一式を組み込んで、落ち着いてからTrueNAS SCALEに変更しようと思っていたんでが、
前倒しで変更してしまうことになりました。
TrueNAS COREはFreeBSDといOSがベースで
TrueNAS SCALEはLinux(Debian)がベース。
TrueNASの売りは何といってもZFSというファイルシステム
主にその為にNASのくせにメモリーバカ食いする。
TrueNAS COREは既に開発は終わったらしく、メンテナンスはされるが新しい機能などは搭載されないらしい。
TrueNAS SCALEは今まさに主力で開発中。
自分がTrueNASを入れるときは、TrueNAS SCALEはまだ不安定そうだったからCOREの方を入れていた。
そもそもハードが古いんでドライバ関係のためにTrueNAS SCALEにする必要もないし、
仮想化もNASであまりやる必要ないし。
COREの方がZFSやISCSIのパフォーマンスがいいらしいし。ってことで特に変える必要はなかったんですが、
TrueNAS COREの動作が最新版で不安定になるならもういっそってことで乗り換え。
結論としましては、ど安定しました。
UIがちょっと変わっていてまだ慣れないけど…
しかも、ファイルコピーの不安定さも解消されたという。
あれ?64GB要らなくね?
...
というわけで、現在絶賛悩み中です。
もうNASは今のままで、サーバーを一基増やそうかとw
まぁもともと何時かはメインサーバーを2台構成にするつもりではあるんですが。
その為にISCSIを使っていますし。
サーバーをもう一台増やすためにはPCケースと電源が必要で、もうすでに物色は開始してしまっているのですが。
ぼくが考えた、最強のNAS計画がどっかいきそう。
ちなみに8コアでECCメモリー64GB積んで10GbpsNICで5ベイのNASとなると、30~50万位になるんで。
めちゃハイスペックでもう弄るところが無く一般向けでは最強格になりそうなんですけどね。
まぁNVMeには対応できませんけど。
さてどうするか。