宅内ネットワークに10Gスイッチ追加(10G08-0800GSM)

実は結構前にLANの10G化は行っていたんですが、スイッチなしの直挿しで行っていました。
メインとNASとサーバー間で行っていました。

intel X540-T2を使ってやったんですが、問題が生じました。

↑こいつ噂通りの爆熱で、メインPCに刺してたやつがお亡くなりに…
爆熱とは聞いていたもののエアフローが余裕なケースなんで大丈夫だと思ったのに。
1枚8000円ほどで3枚買ったのに…

はじめに

やっぱりRJ45でやるのはお金がかかるってことと、いろいろ調べたらSFP+ってレイテンシがかなり低い(RJ45の1/10位)らしいので、
もういっそ全とっかえすることに。

というわけでSFP+のカード(intel X520-DA2)を3枚購入。
値段は別々でまぁ一枚6000円程度。

SFP+だったら安価な10Gスイッチもあるだろうと探してみたところ
15000円位のTP-LINK の TL-ST1008Fというのが良さそうではあったが
ヤフオクにはちょっと高いのしか出てなくて
AliExpressだと15000円位なんだけど、電源アダプターに日本用が無い。
アダプターを別途探すのが面倒だなぁと思っていたら、タイトルにある10G08-0800GSMというものを見つけた。

Amazon.co.jp: Binardat 8ポート 10ギガビット SFP+ マネージドスイッチ 1G/10G SFP+モジュール対応 160Gbps帯域幅 Web/CLI L3管理 メタルファンレスファイバーデスクトップネットワークスイッチ : パソコン・周辺機器

値段や画像が出てほしかったけど、出ないや。
実際につなげたやつ。(上の黒いのが10G SFP+8ポートスイッチ)

これ購入してから気付いたんだが、XikeStor SKS8300-8Xという中国メーカーの商品のOEMっぽい。

Amazon.co.jp: XikeStor 10gbps スイッチングハブ 8ポート 10G SFP+ イーサネット L3管理型スイッチ、マルチ ギガビット ネットワーク スイッチ、イーサネット スプリッタ高速、イーサネット ハブ、L3 マネージド スイッチ : パソコン・周辺機器

本当は中国製品買いたくなくてBinardatなんていうよくわからんメーカーの買ったのに、中身は中国っていう…
今から買うならおすすめはしないがXikeStor SKS8300-8X(八丁)の方がいいと思う。
ファームウェアはOEM元の方が最新版だし、コンソールケーブル付きでお値段少し安いし。
日本語サポートもワンチャンあるかもしれんし。

このSFP+スイッチ何がすごいかって、まず安い!
お値段約18000円!
しかも、L3スイッチ(ルーティングやVLANができる)
そしてファンレス!(結構あったかくなるけど)
使っているチップはRealtek RTL9303らしく実はこれ、TP-LINK の TL-ST1008Fでも同じチップを使っているらしい。
TP-LinkでさえL3スイッチの8ポートSFP+スイッチが45000円くらいする。
(TL-ST1008FはL2スイッチ)

んで、使ってみての注意点として。
まぁまぁ発熱するので置く場所に注意すること
DACケーブルは設定を変えないと通信できない場合があること
時計がスイッチを再起動すると初期化されてしまうこと
等があった。

DACはこちらのものを購入

Amazon.co.jp: 10Gtek 10G SFP+ ケーブル, SFP+ DAC Twinaxケーブル, Cisco SFP-H10GB-CU3M、 Meraki、Ubiquiti UniFi、Mikrotik、Intel、Fortinet、 Netgear、D-Link、Supermicro、TP-Linkなど互換, 3m, オレンジ : 産業・研究開発用品

スイッチの設定を変えることで普通に使えました。
あと、X520-DA2をヤフオクで買ったときについてきたSFP 1G RJ45が初期から普通に使えた。
もし、おすすめはしないが購入するときはヤフオクかなんかで安いSFP 1G RJ45を購入しておくか
SFP+のファイバーケーブルを用意しておいた方がいいと思う。

使い方

まずはWEBインターファイスのログインの仕方
これは購入したBinardatの方では、
添え付けの簡易マニュアルには書いてなかったがWEBサイトのマニュアルに書いてあるし
XikeStor SKS8300-8X(八丁)の方も全く同じ

192.168.2.1にブラウザでアクセスして
Account:Password = admin:admin
で初期ログインができる。

ログインのパスワードを変更したい場合はユーザーマネジメントから変更ができる。

ここでプライオリティは15が一番高いようだ。
またパスワードの暗号化のためにはなぜか32文字打たなければならない。
暗号化されてないと平文で普通に見れてしまう。(黒くつぶした箇所)

そしてDACケーブルを使えるようにするためには

こちらで設定する。
1G RJ45はfiber-auto(初期値)で普通に認識した。

時計の設定

後は再起動で初期化されてしまう時計の問題だが
実はNTPとSNTPに対応しているのでそちらで対応はできるのだが、
結構躓いたのでやり方を書いておく。

ちなみにBinardatのサポートと何回かやり取りした。
英語だったけどサポートは意外とよかった。
サポート側でもちょっと躓いてたけれども…

最初にこのスイッチにインターネットにつながっているケーブルを挿しておくこと。
次にデフォルトルートを設定してあげなければならない。
L3スイッチは初めてなのでこんな当たり前なことで結構躓いた。

このスイッチでのデフォルトルートの設定をするにはスタティックルートの設定で行う。
(先にL3スイッチのIPアドレスをデフォルトルートと同じセグメントにしておくこと、説明は割愛)

192.168.1.1の部分に自分の環境のブロードバンドルーターのアドレスを入れる。

そのあとSNTPの設定にて下記のように設定する。

61.205.120.130はntp.nict.jpのIPアドレス
本来はドメイン名のntp.nict.jpの方で登録してほしいようだが、
DNSの設定が無いのかIPアドレスしか入れられない為こちらにしている。
ntp.nict.jp以外のNTPサーバーでIPアドレスでの設定に対応しているところもあったが、
SNTPに対応していないのか通信できなかったのでとりあえずこのようにした。

NTPについて完全に無知なのであまり詳しくは調べられなかった。

そのままだと多分日本時間とずれるのでタイムゾーンの設定も自分で行う。下記の設定でたぶん行けるはず。

これで勝手に時間が設定されるはず。

後、右上の「save」は忘れずに。
忘れると再起動時に設定前に戻るらしい。

参考にしたサイト

終わりに

本当はファイバーケーブルの方がロマンがあるし、
ヤフオクで探せば新品DACケーブルと大体同じ値段で行けそうだったけれど
ちょっとファイバーケーブルの扱いが怖いのと
ベンダーロックの怖さと、消費電力の違いから今回はDACにした。

レイテンシーが低いのがDACだったりファイバーだったり情報が錯誤していて困ってもいる。
まぁそれでもRJ45の1/10位なんでどっちでもいいっちゃいいんだけどね。

もっとネットワークは見直したいけど、何が正解かまだ勉強不足なんで徐々にって感じだ。
ゲームサーバーのPINGを少しでも良くしたいし、セキュリティ対策も今よりもっとしていきたい。

正直中国製品なんであまり人にはお勧めできないが、あまりにもコスパがいいんで下手するともう一個追加するかもしれない。
いや、バックドアとかウィルスとかありえそうだし。
一時期流行った高コスパのmikrotik ルーター は脆弱性問題があったようだから余計に。

お金があるようだったらもっと高いの買っておいた方が安心だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です